
突然トイレ以外の場所で排泄するようになった…。
猫の粗相は飼い主にとって困る問題ですが、叱っても解決しないことがほとんどです。
原因を正しく把握して対処することが解決への近道です。
この記事では、粗相の原因を「病気」と「環境・行動」の2つに分けて解説します。
まず確認:病気が原因の可能性
粗相が急に始まった場合、まず病気の可能性を除外することが重要です。
以下のような症状を伴う場合は、環境の見直しより先に動物病院を受診してください。
- トイレに何度も行くのに少ししか出ない(膀胱炎・尿路結石)
- 血尿が出ている
- おしっこをする時に鳴く・苦しそう
- 24時間以上おしっこが出ていない(緊急)
- 急に粗相が増えた+元気・食欲がない
環境・行動が原因の粗相
トイレが汚れている
猫はトイレの清潔さにとても敏感です。
固まりが取り除かれていない・臭いがきつくなっているといった状態が続くと、別の場所で排泄するようになることがあります。
毎日の掃除を徹底することが、粗相防止の基本です。
トイレの場所・環境が気に入らない
洗濯機のそばで驚いた・扉を閉められて入れなかった・騒がしくて落ち着けないといった経験が重なると、そのトイレを避けるようになることがあります。
置き場所の見直しが必要です。
猫砂が変わった
使い慣れた猫砂から別の種類に変えると、新しい砂の感触・臭いを嫌って使わなくなることがあります。
猫砂を変える場合は、少しずつ混ぜながら慣れさせてください。
ストレス・マーキング行動
引越し・新しいペットや家族が増えた・生活リズムの変化などのストレスが、粗相として現れることがあります。
壁や家具の垂直面に尿をかける「スプレー行動」は、縄張りのマーキングの可能性があります。
避妊・去勢前の猫に多く見られますが、去勢済みでも起こることがあります。
粗相した場所の処理方法
臭いを残さないことが再発防止の鍵
猫は臭いで「ここはトイレだ」と認識するため、粗相した場所に臭いが残ると同じ場所で繰り返すことがあります。
ペット専用の酵素系消臭剤で臭いの元から分解することが効果的です。
やってはいけない処理
- アンモニア系の洗剤を使う(尿の臭いと似ており、猫を引き寄せる)
- その場で叱る(猫は関連付けができず恐怖だけが残る)
- 鼻を押しつける(ストレスになるだけで逆効果)
よくある質問
Q. 去勢した後でも粗相が続く場合は?
A. 去勢後もホルモンの影響が残る期間があるため、しばらく様子を見てください。
1〜2ヶ月経っても改善しない場合は、環境の見直しや動物病院への相談を検討してください。
Q. 布団や洗濯物の上に粗相するのはなぜ?
A. 柔らかい素材の上で排泄することを好む猫がいます。
トイレの猫砂が気に入らない・砂が少なすぎる場合に起きやすい傾向があります。
砂の量を増やす・素材を変えるなどの工夫を試してみてください。
Q. 粗相が急に始まった場合は何を最初に確認する?
A. まずトイレの清潔さ・猫砂の量・置き場所の環境変化を確認してください。
それらに変化がない場合や、排尿の様子がおかしい場合は病気の可能性があるため動物病院に相談してください。

