
猫のそばに顔を近づけたとき、口のにおいが気になったことはありませんか。
猫の口臭は食べたものによる一時的なにおいのこともありますが、歯石・歯周病・内臓疾患が原因のケースもあります。
この記事では、口臭の原因の見分け方と、日常でできるデンタルケアの方法を紹介します。
猫の口臭の主な原因

歯石・歯周病
猫の口臭で最も多い原因とされているのが、歯石の蓄積と歯周病です。
歯石は歯垢が石灰化したもので、放置すると歯ぐきの炎症・歯周病に進行します。
3歳以上の猫の多くに歯周病の兆候があるとも言われており、日常的なデンタルケアが重要です。
口内炎
猫に多い「猫口内炎」は、口腔内全体に炎症が広がる病気で、強い口臭・よだれ・食欲低下を伴うことが多いです。
自己判断での対処が難しいため、動物病院での診察が必要です。
内臓疾患(腎臓・肝臓)
アンモニア臭・甘い腐敗臭のような特徴的なにおいは、腎臓病・肝臓疾患が原因のことがあります。
口の問題だけでなく全身の状態も合わせて確認することが大切です。
すぐ動物病院へ連れて行くべきサイン
- 急に口臭がひどくなった
- よだれが多い・口を気にしてこすっている
- 食欲が落ちた・食べ方が変わった
- 口の中が赤くなっている・腫れている
- 体重が急に減った
日常でできるデンタルケアの方法
STEP1: 口の周りを触ることに慣れさせる
まず手で唇・歯ぐきに触れる練習から始めます。
嫌がる場合は無理をせず、触れたらおやつを与えて「良いこと」と覚えさせましょう。
STEP2: 歯磨きペーストに慣れさせる
猫用の歯磨きペーストを指先に少量つけて舐めさせます。
人間用の歯磨き粉はフッ素が含まれており猫には使えません。必ず猫用を選んでください。
STEP3: 指ブラシ・ガーゼで磨く
指に巻いたガーゼや指ブラシで、奥歯の外側から少しずつ磨きます。
全部磨けなくても、少しずつ範囲を広げることを目標にしてください。
STEP4: 歯ブラシへ移行する
指ブラシに慣れてきたら、猫用の歯ブラシを使います。
1日1回を目標に、毎日少しずつ続けることが歯石予防の基本です。
デンタルケアフードの活用
歯磨きが難しい場合、デンタルケア成分が配合されたキャットフードを補助的に活用する方法もあります。
ただしデンタルフードだけで歯石を完全に予防することは難しく、可能であれば歯磨きと組み合わせるのが理想的です。
特許取得成分を配合したデンタルケアタイプのキャットフードです。
歯の健康維持を意識したい場合の補助的な選択肢になります。
よくある質問
Q. 歯磨きをしない猫は必ず歯周病になる?
A. 必ずしもそうではありませんが、歯磨きをしない猫は歯石が蓄積しやすく、歯周病のリスクが高まるとされています。
できる範囲でのデンタルケアを続けることが予防につながります。
Q. 歯石は自宅で取れる?
A. 一度ついた歯石は自宅では取れません。歯石の除去は動物病院での処置(スケーリング)が必要です。
Q. 何歳からデンタルケアを始めるべき?
A. 子猫のうちから習慣にすると、成猫になってからも受け入れやすくなります。成猫になってからでも段階的に慣れさせることはできます。

