
猫の心臓病は、初期段階では症状が出にくいことが多いと言われています。
気づいたときには進行しているケースもあるため、日常的なチェックで早期のサインを見逃さないことが大切です。
この記事では、自宅でできる心臓の健康チェックポイントと受診の目安を紹介します。
日常でできる心臓チェックポイント

呼吸数を確認する
安静時の呼吸数は1分間に20〜30回が目安とされています。
40回以上が続く場合は、心臓・肺の病気との関連が疑われることがあります。
寝ているときに胸の動きを数えると測りやすいです。
咳・くしゃみの変化に注意する
猫はもともと咳をすることが少ない動物です。
繰り返し咳が出るようになった場合は、気管支の問題だけでなく心臓疾患との関連も考えられることがあります。
運動後の疲れ方を観察する
少し動いただけで激しく息切れする・すぐ横になるという場合は、心肺機能への負担が増えているサインのことがあります。
体重・食欲の変化を記録する
急な体重減少・食欲不振は、心臓を含む内臓疾患全般のサインである可能性があります。
月1回の体重測定の習慣があると、変化に早く気づけます。
歯ぐき・舌の色をチェックする
正常な歯ぐきはピンク色です。
青白い・紫っぽい色になっている場合は、酸素が十分に運ばれていないサインで、緊急の受診が必要です。
猫に多い心臓病「肥大型心筋症」について
猫に最も多い心臓病は「肥大型心筋症(HCM)」とされています。
心臓の筋肉が厚くなることで心臓のポンプ機能が低下する病気で、メインクーン・ラグドールなど特定の猫種に遺伝的なリスクが高いことが知られています。
早期発見には定期的な心臓の超音波検査が有効とされています。
心臓の健康維持のためにできること
適正体重の維持
肥満は心臓への負担を増やします。
日々の体型チェックと適切な食事管理が、心臓の健康維持にも間接的につながります。
定期的な健康診断
心臓の病気は外からは見えにくいため、定期的な聴診・血液検査・必要に応じた超音波検査での確認が早期発見の基本です。
7歳以上のシニア期に入ったら、少なくとも年1回の健康診断を検討してください。
心臓の健康維持をサポートするサプリメント
心臓の健康維持をサポートする成分が配合されたサプリメントを補助的に取り入れる選択肢もあります。
ただしサプリメントは医薬品ではなく、心臓病の治療・予防を目的とするものではありません。
すでに心臓の問題が指摘されている場合は、使用前に必ず担当の獣医師に確認してください。
コエンザイムQ10・フランス海岸松を配合した、心臓の健康維持をサポートする猫用サプリメントです。
よくある質問
Q. 心臓病は完治する?
A. 猫の心臓病は完治が難しいものが多いですが、薬物療法や生活管理によってQOL(生活の質)を保つことができる場合があります。早期発見・早期対応が重要です。
Q. 若い猫でも心臓病になる?
A. 肥大型心筋症は遺伝的要因があるため、若い猫でも発症する場合があります。
特定の猫種を飼っている場合は早めのスクリーニング検査も選択肢になります。
Q. 呼吸が速いと感じたらどうする?
A. 1分間40回以上が安静時に続く場合は、早めに動物病院に相談してください。
特に口を開けて呼吸している場合は緊急性が高いです。

