
「健康そうに見えるから、病院は具合が悪くなってから」という方も多いですが、猫は症状を隠す習性があるため、定期的な健康診断で病気を早期に発見することが重要です。
この記事では、猫の健康診断の始め時・頻度・費用の目安を解説します。
年齢別・健康診断の頻度の目安

猫の健康診断は、年齢によって推奨される頻度が変わります。
- 〜6歳(成猫期): 年1回を目安に。体重・血液検査・尿検査が基本。
- 7〜10歳(シニア前期): 年1〜2回。心臓・腎臓の確認も加わる。
- 11歳〜(シニア期): 年2回以上。甲状腺・血圧測定も推奨。
健康診断で何を調べる?
問診・視診・触診
体重・体温の測定、目・耳・口・リンパ節・お腹の触診などを行います。
日ごろ気になっていることがあればこのタイミングで相談しましょう。
血液検査
肝臓・腎臓・血糖値・白血球などを確認します。
見た目には分からない内臓の状態を数値で確認できるため、定期検査として最も有用性が高いとされています。
尿検査
腎臓機能・膀胱炎・結石などのチェックに使われます。
自宅で採尿してから持参することで検査できる場合があります。詳細は受診する動物病院に確認してください。
レントゲン・超音波検査
心臓・肺・お腹の臓器の状態を画像で確認します。
シニア期や気になる症状がある場合に追加することが多いです。
健康診断の費用の目安
動物病院や検査内容によって異なりますが、一般的な目安として以下を参考にしてください。
詳しくはかかりつけの動物病院に確認してください。
- 問診・視診・触診のみ: 1,000〜3,000円程度
- 血液検査追加: +3,000〜8,000円程度
- 尿検査追加: +1,000〜2,000円程度
- レントゲン追加: +3,000〜5,000円程度
フルセットの健康診断パッケージを設定している動物病院もあり、その場合は個別に依頼するより割安になることがあります。
受診前に準備しておくこと
最近の様子を記録しておく
食欲・飲水量・排泄の回数と状態・体重の変化などを事前にメモしておくと、問診がスムーズになります。
自宅で採尿できる場合は持参する
尿検査は新鮮な尿が必要なため、受診当日の朝に採尿できると検査に使えます。
採尿の方法・容器については事前に動物病院に確認してください。
前日から絶食が必要な場合がある
血液検査は食後だと数値が変わるため、絶食を指示されることがあります。
受診前日に動物病院に確認しておきましょう。
かかりつけ医を作ることの大切さ
健康なうちから定期的に同じ動物病院に通うことで、医師が猫の「いつもの状態」を把握してくれます。
体調が変化したときに「前回と比べて変わった点」を判断してもらいやすくなり、早期発見につながりやすくなります。
よくある質問
Q. 健康診断はどの動物病院でも受けられる?
A. 基本的な健康診断はほとんどの動物病院で受けられます。
超音波・心電図など特殊な検査が必要な場合は、対応している病院を事前に確認してください。
Q. 子猫のうちから定期検診は必要?
A. ワクチン接種のタイミングで定期的に動物病院に行くことになるため、その際に健康チェックを合わせて行うのが一般的です。
Q. 猫を病院に連れて行くのが大変な場合は?
A. キャリーに普段から慣れさせておく・移動時間を短くするなどの工夫が有効です。
往診に対応している動物病院を利用する選択肢もあります。

