猫の毛玉対策と正しいブラッシングの方法【飲み込みすぎを防ぐ】

 

猫は1日の多くの時間をグルーミング(毛づくろい)に費やします。
その際に飲み込んだ毛が胃の中で固まったものが「毛玉」で、定期的に吐き出すことがあります。
少量なら正常ですが、ブラッシングで飲み込む量を減らすことが毛玉トラブルの予防につながります。
この記事では、正しいブラッシングの方法と毛玉対策を解説します。

毛玉を飲み込みすぎるリスク

少量の毛玉は嘔吐や便として自然に排出されますが、過剰に蓄積すると以下のような問題が起きることがあります。

  • 毛球症: 大量の毛が胃や腸に詰まり、食欲不振・嘔吐・便秘が続く
  • 腸閉塞: まれに手術が必要になるケースもある

嘔吐しようとしているのに何も出ない・食欲がない・便秘が続くといった場合は早めに動物病院を受診してください。

毛の長さ別 ブラッシングの目安頻度

短毛種(週2〜3回)

コームまたはラバーブラシが基本です。
毛が短く絡まりにくいため、やさしく全身をなでるように行うだけで十分な場合が多いです。

中毛種(週3〜4回)

スリッカーブラシやピンブラシで全体の毛をほぐしてから、コームで整えます。
特に耳の後ろ・わき・お腹は毛が絡まりやすいので重点的に行ってください。

長毛種(毎日)

スリッカーブラシやピンブラシで毛先から優しくもつれをほぐし、最後にコームで毛並みを整えます。
ペルシャ・メインクーンなど毛が絡まりやすい品種は、毎日のブラッシングが必須です。
放置すると毛が固まって皮膚トラブルの原因になることがあります。

換毛期(春・秋は毎日〜2回/日)

春と秋の換毛期は抜け毛が大幅に増えます。
アンダーコートに対応したブラシ(ファーミネーターなど)を活用すると効率よく抜け毛を取れます。

ブラッシングの基本的なやり方

毛の流れに沿って行う

毛並みに逆らうブラッシングは猫が嫌がりやすく、皮膚への刺激にもなります。
背中・脇腹・お腹・しっぽの順に、毛の流れに沿って行うのが基本です。

嫌がる場所は無理をしない

お腹・しっぽは嫌がる猫が多い部位です。
まず嫌がりにくい背中から始めて、慣れてきたら少しずつ範囲を広げていってください。

ブラッシングをご褒美と結びつける

ブラッシング後にごほうびのおやつを与えると、「ブラッシング=良いこと」と覚えさせやすくなります。
短時間でも毎日継続することが慣れさせる近道です。

毛玉対策のその他の方法

毛玉対応フードを活用する

食物繊維が多めに配合された「毛玉ケア」「ヘアボールコントロール」と表示されたフードは、腸の動きをサポートして便と一緒に毛玉の排出を助けるとされています。

毛玉除去サプリやおやつを使う

ペトロルタムなどの潤滑成分を含む毛玉除去剤は、毛が腸を通りやすくして便からの排出を促す目的で使われます。
使用量の目安は製品の指示に従い、過剰使用は避けてください。

よくある質問

Q. 短毛種でも毛玉は飲み込む?

A. はい、短毛種でも毛玉を飲み込みます。
長毛種より量は少ないですが、定期的なブラッシングは短毛種にも有効です。

Q. ブラッシングが全くできない猫はどうする?

A. 動物病院やトリミングサロンに定期的に連れて行き、プロにケアしてもらう方法があります。
毛玉対応フードや毛玉除去剤の活用も検討してください。

Q. 毛玉を吐いてばかりいる場合は病気?

A. 猫が毛玉を吐くのは月に1〜2回程度が目安です。週に何度も吐く・吐こうとするのに何も出ないといった場合は、毛球症や消化器の問題が疑われます。
ブラッシング頻度を増やしても改善しない場合は動物病院に相談してください。

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